大事にされればされるほど弱っていくもの

こたつでホッコリとこたつの主となっている鍼灸整骨院げんき堂のゲット君です

最近は便利な世の中になり、飛行機や電車で遠くまで労せず行くことができ、車や自転車やバイクで買いもや移動が楽になり、靴までも歩くのを補助してくれるような設計になっていたり、移動という目的において大変助かっています。また、テレビやインターネット、ゲームなどの娯楽品が増えて生活の楽しみも増えています。

その一方で、体を動かすという行為が少なくなり、いまや子供の運動不足や運動能力の低下が起こっており運動不足による問題が増えてきています。

(情報元NAVERまとめ→想像以上に現代の子ども達の運動能力の低下が深刻だった

では、運動不足によってどのような問題が増えてきているのでしょうか?

 

ロコモティブシンドローム

日本整形外科学会が2009年に提唱した運動器症候群です。運動不足による筋力低下などが原因の病気やけがは多くあるので、いわゆるこのロコモティブシンドロームが運動不足によって引き起こされる様々な問題を表すことができます。

運動器症候群やロコモティブシンドロームのような運動不足が原因で何が起こるかというと、

・関節の負担が増える

・骨が弱くなる

・血行循環が悪くなる

・神経の反応が鈍くなる

・内臓の機能が低下する

と、ざっと大まかに分けるだけでもこのようなことガあります。

 

・関節の負担が増える

関節というものは、骨が連結されている部分を言い、この連結は軟部組織や筋肉によって関節の安定性や支持がされています。

この軟部組織は自分の意志で動かすことができず、鍛えたり修復させるのが困難な組織ですが、筋肉は自分の意思で鍛えることができ、さらに強化できます。そして、強化した筋肉は筋肉は関節の負担を軽減でき、周りの軟部組織の負担も軽減することもできます。

そんな、関節の安定性や支持の一端を担っている筋肉が衰えてしまうと関節の負担が増えるのは当然ですね。しかも、関節は筋肉によって動かさえているので筋肉が衰えることによって関節の動きに整合性が取れなくなり、結果偏った負荷によって関節の疾病へと繋がります。

例えば、膝関節の変形症、加齢と体重の増大といった関節負荷から膝関節の軟骨が消耗、変成し結果、骨同士がぶつかり関節の形が変わってしまう状態などが挙げられます。

症状が出てしまった方、軽度の方ともに運動療法の有用性が認められており成果が出ています。

つまり、弱った筋肉や偏ったバランスを戻していくことで症状の軽減につながっているので、症状の発症の前から十分なトレーニングや調整を行っていれば発症リスクを抑えることが出来るというわけです。

 

・骨が弱くなる

直接骨と筋力は関係しているわけではないのですが、運動という共通した行動によって強化されます。

骨は、きちんとした骨に必要な栄養素をとっていればいい、というものではなく。その骨の形成には適度な刺激が必要になります。

その適度な刺激として重要な役目となっているのが、運動です。

ただ、この運動も筋力が低下している状態では、十分な運動頻度や強度をこなすことはできません。

つまり、筋力が弱くなると運動量が減る、運動量が減ると骨への刺激が減る、骨へ刺激が減ってしまい骨の形成が弱くなり骨が弱くなるということです。

骨粗鬆症の予防にもウォーキングや運動が有用であるとされています。

 

・血行構循環が悪くなる

実は血管の動脈というものの壁の中には平滑筋と言われる筋肉があり、血管の弾性と心臓の拍出力を補っている役目があります。一方、静脈ではその平滑筋はなく、静脈内に逆流防止の弁があるだけで、周りの筋肉によって血行循環を補ってもらっている部分が多い血管です。

主に、運動不足による影響を受けやすいのがこの静脈で、足のむくみや静脈瘤の要因の一つです。これも筋肉の柔軟性と強化で改善が期待できます。

そして、動脈も運動を怠っていると動脈の平滑筋の機能が低下してきますので、適度に息が上がるぐらいの運動を定期的に行いましょう。

 

・神経反応が鈍くなる

いわゆる俊敏性や反射神経といわれるもので主に、アスリートやスポーツをしている方が復帰時に感じるものです。

例えば運動系の部活をしていた方はこんな経験はないでしょうか、ケガをして約一週間ほど練習に参加できずにいていざ練習に参加しようとした際に体の重さや動きの悪さを感じ、周りもキレが悪いような印象を与えてしまっている、実はこの時、先ほどの神経反応が鈍くなっている可能性が高いわけです。

運動していないから関係ないと感じる方もいらっしゃると思いますが、実はこの神経反応が衰えると年を取ったと感じるようになります。

また、この反応が衰えていくと機敏な対応ができなくなり転びやすくなったり、転倒の危険性が高くなります。

そして、運動不足は認知症にも影響し脳の機能低下を引き起こすという研究データーもあるそうです。

 

・内臓の機能が低下する

便秘の解消法としてウォーキングが有用であるって知っていましたか?他にも肝機能や胃もたれも運動で改善することができます。

特に有酸素運動は、自律神経系のバランスが整えられやすく、その整えられた自律神経は内臓の機能の調整にとても重要な存在です。

他にも、不良姿勢による内臓の圧迫や脂肪による内臓への負荷が、定期的な運動を行うことによって軽減できます。

 

 

運動不足による問題点を色々と上げさせていただきました。運動不足の解消は日々の積み重ねが大事です。

しかし、注意して欲しいのが運動は無闇に行えばいいというわけではありません。

例えば、毎日肩こりの体操を行っていたのに、肩の痛みが出るようになったという方がいました。その方は実はTVの見よう見まねで体操を行っていて、途中体操で違和感を覚える動作があったのにそのまま無闇に体操を行っていた結果、肩の痛みがでて肩が上がりにくくなりました。

運動は、高負荷で行えばいいというわけではなく、その人にあった運動強度で適切に行う必要があります。

その適切な運動強度を測るものとして必要なものが、脈拍とご自身の感覚です。脈拍が早すぎていてはオーバーワーク気味ですし、ご自身の感覚で違和感や痛みなどを感じている動作は、負荷がかかり過ぎている状態です。

ですので、どんな運動を行うにしてもご自身の感覚で、判断し適度な運動を行って健全な日常を過ごせれるようにしてみてください。

 

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