姿勢が悪くなる理由

こんにちは鍼灸整骨院げんき堂です。

人は直立二足で生活していますが、実はこの直立二足歩行はとても不安定で安定させるのに筋力が必要です。そのため、楽な姿勢をになろうとして背中を丸くしがちです。

姿勢が悪くなると、不格好やスタイルが崩れたり、老けて見えたり、活気がなくなったり、動きが悪く見えたりなどの見た目の悪さだけではなく、
腰痛の原因や肩こりやひざ痛の助長、内臓の負担、便秘、疲労感や代謝量の低下などにも影響し精神的な感情にも作用します。

 

もともと人の二足歩行は腰や背骨の負担が大きく腰を曲げて前かがみの状態だと通常の立っている姿勢の1.5倍の負荷がかかり、かといって座ると1.4倍の負荷が腰にかかり更に座って前かがみになると1.8倍もの負荷が背骨や腰にかかることになります。

ではなぜ負担がより掛かる姿勢をとって仕舞いがちになるのかというと、人の身体は構造上不安定なため安定させるのには筋肉が働いて保持し続けるしかないからで、そのため運動不足による筋力低下や食生活の乱れによる栄養不足などによって支えるはずの筋肉が減ったり付かなかったりして身体を支える支持機能が低下した結果、筋肉をあまり使わなくてもいい姿勢の腰を曲げた前傾の姿勢になってしまったわけです。

ですので、日ごろから適度に動く特にウォーキングをしっかりと行うと予防や改善につながっていきます。
しかし、長年の悪い姿勢のクセや長期的な運動不足による筋力低下などで関節の動きが悪くなったり硬さが出ていたりする場合があり、その状態で無理に身体を動かすとさらに悪化する場合があるので、まずは動ける体や運動の前の準備体操のようなものを行ってから身体を動かしていきましょう。

姿勢の悪さは自覚症状が感じにくく、大抵は親しい人や近い人からの指摘などで気付く場合が多いものです。
ですので、特に今なにも不憫や症状などが無くても普段から適度に動かし姿勢をよくすることで、軽い運動で十分な効果が得られるようになるので日々身体を動かし筋肉を使って過ごしてみましょう。