身体の不思議

堺市南区にある鍼灸整骨院いやし堂の藤長です。

寒い季節になり風邪症状の方が増えています。うがい、手洗いでしっかり予防しましょう。

咳をするとなぜ痰が出るのでしょうか?

鼻水や涙がそうであるように、人間の身体には外部から侵入してきた異物を分泌物と一緒に排出する機能が備わっています。

痰も同様の働きをしています。

気管支などから分泌される粘り気のある液体に、気管支に侵入してきたハウスダストやカビなどの異物のほかに、気管支粘膜からはげ落ちた細胞や細菌の死体、白血球などが混じったのが痰の正体です。

それを咳や繊毛運動などによって体外に排出して、気管支内部を綺麗に保つのが痰の役割なのです。

のどや気管支に炎症があると分泌量が増えて粘り気は強くなり、侵入する異物が多ければ多いほど痰は量産され、また、痰を作り出す細胞には、サラサラした痰を作るものと、粘っこい痰を作るものがあるのです。

ぜんそくや気管支炎を起こしているときに出る痰が粘っこくて黄色っぽい色をしているのは粘っこい痰を作る細胞が働いているんですね。

インフルエンザも流行ってくる時期です。IAS30000にかかり体温をあげ、自己免疫力を高めましょう。