乾いた耳垢と湿った耳垢の違い

堺市南区にある鍼灸整骨院いやし堂の藤長です。

耳垢の正体は、耳の穴(外耳道)から剥がれ落ちた表皮や皮脂、ホコリ、雑菌などに、外耳道にある耳垢腺という汗腺から分泌される分泌液が混じったものです。

こうしてできた耳垢は、内側からだんだんと外に押し出される仕組みになっています。

皮脂や分泌液の多少により耳垢がカサカサになったり、べとついたりするのだが、これは体質によるもので、日本人の約80パーセントが乾いた耳垢で、残り20パーセントが湿った耳垢です。一般的に黄色人種は乾いた耳垢の人が多いと言われています。反対に、白人や黒人の人は、90パーセント以上の人が湿った耳垢だそうです。

耳垢は放っておいても外に出ていくので、あまり神経質に耳掃除をする必要はありません。とくに、先のとがった耳かきを奥の方に入れて引っ搔くと外耳炎を起こしたり鼓膜を傷つけたりする場合があるので注意が必要です。

また、綿棒で耳垢をふき取っているつもりが、奥の方まで押し込んでいることもあるので注意して下さい。