◆腰痛に委中(いちゅう)◆

みなさん、こんにちは。

高松市仏生山駅から徒歩3分の鍼灸整骨院なごみ堂、桐野です。

さて、ツボシリーズ第26回目は、「委中(いちゅう)」です。

 

委中は、“膝を曲げた部分のまんなか”、という意味のツボです。”委”には曲げる、という意味があります。

 

11月の半ばとなり、朝晩の寒さに冬が近づいてくるのを感じますね。最近、腰痛でご来院される方がまた多くなっています。冷えて体の動きが固くなり、日ごろ負担のかかっている部分、ほとんどの方が腰に激痛として現れることが多いように思います。

今回はそんな腰痛になった時によく効くツボのご紹介です。

今回ご紹介する”委中”は、腰や背中の血流をよくするツボです。鍼灸の古典に”腰背は委中に求む”という言葉があり、古くから腰や背中のこわばりや痛みの治療に使われてきました。実際、腰痛持ちの人の委中を触ると、ガチガチにこわばっていることが多いです。そして、この委中をほぐすことで、腰が動かしやすくなり、痛みが緩和していきます。

では、その委中の押し方です。自分ですると押しづらい場所なので、テニスボールを使うことをおすすめします。床にテニスボールを置き、その上に膝裏が乗る様にします。あとは、コロコロとボールを転がして、膝裏の委中をほぐしていきます。最初はとても痛いですが、続けていくと気持ちいい刺激になっていきます。同時に下半身の血流も良くなってポカポカとあたたまっていきます。

腰痛は慢性化すると、姿勢のゆがみ、内臓の血流低下の原因にもなりますので、しっかりと治していきましょう。

 

今回は委中のご紹介でした。

 

 

 

 

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