冷えによるメリットと温熱の効果

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こんにちは鍼灸整骨院げんき堂です。

冷え性は、手足の先や内臓、下半身など、体の特定の部位が冷えたり、逆に顔や上半身がほてる人もいて、一言で冷え性といってもその症状は多岐にわたって様々な不調や病気の元になりえます。
冷えは端的に言うと血行不良によって起こっており、手足の先に十分な血行を送ることが出来ずに冷えたり、寒冷にさらされて血流循環に影響を及ぼし機能が低下してその状態が長期に続いたことで代謝機能が低下することで更に冷えやすくなります。
その影響は大きく疲労感や気力の低下が起こり不眠症の要因やアトピー症状の悪化にまで影響があります。特に一年中冷えを感じている方は要注意です。

慢性的な冷えを感じていたりすると、基礎代謝が低下してしまう恐れがあります。
そうなってくると冷えを感じにくくなり、無自覚の冷え性になる方もいます。
このような冷え症状に陥る要因として
・運動不足
・筋力低下と柔軟性低下
・自律神経の乱れや睡眠バランスの乱れ
・内臓機能の低下や胃腸虚弱化
が、考えられます。
特にコロナ禍で自粛で運動不足や家にいる時間が多く運動不足になりがちで、ストレスをため込みやすくなっているため先の要因に陥りやすい状態です。

そんな冷え性気質の方は当然ながら温めていると思いますが、その温めの効果は一体どのような効果があるのでしょうか?

温めの効果としては、
・血管の拡張
・組織代謝の亢進
・軟部組織の伸張性増大
・神経伝達速度の増大
が見込まれます。

体に熱が伝わるとその熱を分散させようと血管を拡張させ血流量を調整させようとします。それにより温まった部分の組織の血流量が増加し各細胞への酸素供給や栄養が十分にあるので細胞の新陳代謝が行われやすくなります。
また、温めで血管が拡がったことで副交感神経が優位になり筋緊張を緩めてリラックス効果を高めてくれることもわかっています。

しかし、これらの効果は体の表面しか温めないカイロや電気ストーブなどでは薄く、他の暖房機器でも乾燥してしまう場合もあるので温まり方にも気を配りましょう。入浴や温泉などしっかり体の内まで温まることが先の温熱の効果が十分に期待できます。

冷え性が過ぎると低体温気質になり基礎体温が低くなります。基礎体温が日中でも36℃を下回るようでは免疫力の低下し、肌トラブルや慢性倦怠感の状態です。
何かと体温が計られるようになったので、上ばかり気にするのではなく基礎体温自体が低くなっていないかも一緒に確認してみましょう。